2016年5月1日(日) 曇り時々雪 79.5 1530

朝食はこんな感じ。役者が揃えば必ずお茶漬け。

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8時ぐらいに横尾山荘を出て、涸沢小屋を目指す。約5kmで700mほど登るが、急なところは2ヵ所。そこがきつい。なお間には何の施設もない。トイレも我慢。

横尾山荘からが登山道。途中までは、屏風岩を見ながらゆるやかな登り。

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中間地点の本谷橋。ここからがきつい。今の季節だとアイゼンが必要。

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本谷橋を出るとすぐに急坂。僕らの持っている6本爪の軽アイゼンでは、滑るが何とか登れる。こんなものでも、ないとかなり厳しいことになる。

急坂を登り切るとしばらくはなだらかな道。広くなった場所でビニールシートを敷いて、横尾山荘で買った弁当を広げて食べる(クロワッサンがもう1つ入っていたが、歩きながら食べてしまった)。

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最後の1kmぐらいが、またしても急坂。これは厳しい。ピッケルがあるとうれしいぐらいの斜度がある(30度ぐらいか?)。

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急坂の入口で、妻とは涸沢小屋で会おうと約束し、一人で先を急ぐ。ペースがかなり違うので、一緒だとお互い楽しめなくなる。

11時50分に涸沢小屋に着き、雪の中ウイスキーとチーズを楽しむ。

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長野県警のパトロールの人がいて、向こうも手持ち無沙汰なのだろう、話しかけてくれたので、しばらく親しく話す。

山頂のほうはこんな天気で、昼前のこの時間には誰も登っていないが、パトロール氏の話では数名山に入ったと言う(その後、滑落事故のニュースとなった)。

風も怖いが、一番怖いのは雪崩だとのこと。昨晩のうちに雪崩があったら、それほど心配しないのだがということだった(しかし雪崩もないのに事故は起こった)。

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約35分遅れで妻が到着。

一緒に涸沢小屋でおでんと煮込みで岩波の飲む。

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天気も悪いので、午後は完全に骨休め。昼寝する。

涸沢小屋は、さすがに山小屋という感じで、スペース的には1人1畳程度。そこに荷物も置かないといけないのだが、夏の富士山の山小屋に比べたら天国のようだ。

高地順応が早い人なら、夏の富士山は山小屋に泊まるよりも、ゆっくりゆっくり夜間も登ったほうが疲れが少ないかもしれない。ただし、前日はかなりしっかり睡眠をとっておくのが前提だ。 ※あくまで個人の意見です。自己責任でお願いします。

夕食はこんな感じ。味噌汁はとてもそうは見えないだろうが、豚汁。前の人がごそっと具をさらっていった。おかわりでややリベンジしたが。

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仕上げはお茶漬けではなく、豚汁ご飯

今日は昼に飲んだので、夕食時にビール1本だけ飲み、その後すぐに寝ることにした。

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