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【ライター養成講座3】製造力――専門性をわかりやすく伝える力

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こんにちは。

ITに強いビジネスライターの森川滋之です。

フリーライターも個人事業主、すなわち「一人会社」ですので、全方位的なビジネススキルが必要です。そこで必要な能力を会社組織になぞられて、製造力・営業力・事務力・経営力としました。

今回はその中の製造力について説明します。

製造力とは?

製造力とは文字通り、文章を製造する力です。これがなければライターとしては成り立ちません。

製造力を分解すると、次の3つになります。
まずは、得意分野を形成する専門能力。次にネタやエピソードを集める調査力。そして実際に文章を書く執筆力となります。

稼ぐためには専門能力が必要

前回ライターの報酬の話をしました。クラウドソーシングだと1文字1円前後が普通で、それ以下のところも多いと言いました。
これほど安い理由の1つは、専門性を必要としないということです。

これはすべてのビジネスに当てはまることですが、何でもできるという会社や人よりも、これしかできないが誰にも負けないというほうが、価格が高くなる傾向があります。

ライターの世界でも、たとえば私が政治や経済のコラムを書いても一銭にもなりませんが、IT関連の記事や冊子であればそれなりの報酬がもらえます。

もしかしたら専門分野以外に書きたいテーマがあるかもしれません(私もそうでした)。しかし報酬を得るということを考えるのであれば、ご自身が専門としてきたことについて書くことが近道です。

私が「会社で身につけた様々な能力を活かして」稼ぎたい方に向けてお伝えしているのも、それが確実な方法だからです。

何を書くにも調べる力が必要

自分の頭の中だけで作った文章で稼げるのは、純文学か詩の世界に一部存在する程度でしょう。ほとんどの小説家は調査と取材をします。俳句でも実際の風景を見ながら着想を得るのが普通ではないでしょうか。

ネタは集めないと集まりません。まずネタ集めのための調査が必要です。今はネットで簡単にできます。それでもネットでは入手できない文献もあります。そういうものは図書館で探します。

絵や彫刻、あるいは史跡などは実際に見に行くのがベストです。

コラムやエッセイならばそこまでする必要がないことも多いですが、事例制作などでは裏を取りながらエピソードを収集するための取材が必要になります。

執筆力はあるに越したことがことはない程度

文章は上手なほうが顧客には喜ばれますが、文章力以上にコンテンツが求められています。文章力はあるに越したことはないという程度に考えてください。かなり下手な人でも内容があればお金になります。

ただし、何が書いてあるのかわからなければ、内容も評価されませんから、とにかくわかりやすく、誤解のないように書くことを心がけましょう。賢そうに見せるために難しい言葉を使う人もいますが、かえって頭が悪く見えるものです。

必要なレベルと身につけ方

製造力に関していえば、「会社で身につけた様々な能力」で十分だと思います。長年会社勤めができてきたのなら、ビジネスライターになる資格は十分です。

とはいえ、取材経験がないという人もいるでしょう。そういう方は、インタビュー・スキルに関する本を読むといいでしょう。

インタビュー以外についても書かれていますが、事例制作専門会社の代表である村中明彦氏の『見せるだけで売れてしまう「事例広告」の方法』がお薦めです。

また「わかりやすく書く」と言ってもよくわからない人もいるでしょう。そういう方は、『日本語の作文技術』(本多勝一、朝日文庫)をお薦めします。誤解のない文章を書くという意味では最適です。

さらに構成等のわかりやすさを学ぶためには、池上彰氏の『わかりやすく<伝える>技術』(講談社現代新書)を読んで、実践してください。

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