昨年11月に体重がやばい大台に届き、血液検査の結果も芳しくなかったので、ダイエットを決意した。最大瞬間風速では7キロ近く痩せたが、僕の場合半日も食べないと2キロぐらい減るので、1、2キロは誤差だ。

今はトレンド(週5日どの辺にいたかが目安)として、5キロやせたあたり。ベルト穴が2個、ウエストにして約5㎝凹んだ。目標としては、後5キロちょっと痩せる予定だ。

途中、正月休みでいったんリバウンドしたが、順調に痩せてきている。その秘訣は以下の通り。万人に通用するものではないだろうが、こんな程度でも痩せるとなると参考にはなるかもしれない。

●面倒なことはしない

面倒なことは続かない。僕がやっていることは以下のみ。

  • 朝食前の体重と体脂肪率の測定および記録
  • 同じくウエストの測定および記録
  • 毎食の摂取カロリーの記録

カロリーの記録には、CalorieNoteというAndroidアプリを利用している。これはデータベースが豊富で便利だ。記録はあまり厳密にはやっていない。やろうと思えば、食材や調味料まで事細かに入力できるが、宴会などに出たら、そんなことはやっていられない。

「和食宴会 1000kcal」などと登録しておき、食べ過ぎたと思ったら1.5倍したりなど、かなり適当に記録している。あくまで目安であり、重要なのは記録を習慣化するということなのだ。

●無理なカロリー制限目標を掲げない

昔は、1日1500kcalというようなカロリー制限目標でやっていたことがあったが、正直我慢が大きすぎた。すぐに挫折して、超えるのがあたりまえになった。これでは痩せない。

現在は1999kcal。これなら結構守れる。1月もたまに超えることがあったが、8割がた守れた。

なお、アルコール類はエンピティー・カロリーとして、記録には入れていない(実際、支障はない)。

●夕食は楽しむ

朝たくさんたべて、昼と夜は減らそうというダイエット法もあり、理には適っているのかもしれない。しかし、僕のライフスタイルではとても守れない。

朝食と昼食を700kcal前後までに抑えて、夜に1000~1300kcalとすると、夕食はかなり楽しめる。

●アルコールを減らす

アルコールはこの5年ぐらい、ひどい風邪で倒れた日以外飲み続けてきた。それで、血液検査の結果もそれほど悪くなかったのだが、昨年の夏ぐらいからちょっと危険な状態になってきて、11月にはこのままではヤバいなという数値になった。

そこで、執筆が忙しいのもあって、断酒は無理だが、節酒を心がけるようになった。

先ほど、アルコールはエンピティー・カロリーと書いた。実際、飲み過ぎると、かなり食べても翌日の体重が減ることが何度もあった。

しかしながら、適度な(?)量だとむしろ増える。これは、飲むと満腹中枢がマヒし、食べ過ぎてしまうからだ。昼には食べられないような量を夜だと食べてしまうことがあるのだが、これは酒を飲んだ日だけ。

アルコールを毎日飲まなくなったことで、食べ過ぎてしまう日が大いに減った。家でも今まで通りに作ると残してしまう(翌日の昼食や夕食になる)。これが一番大きい。

●肉を減らす

巷では炭水化物ダイエットがもてはやされている。僕もやったことはあるが、全然痩せなかった(飲んだあとのラーメンをやめるのは効くけれど、これはさすがに「炭水化物ダイエット」とは言わないだろう)。

僕は、肉をあまり食べず、できるだけ大豆に置き換えるということをしている。肉をやめたわけではないが、月当たりの摂取量は半分程度になったはずだ。

これは、単純明快な話で、肉はカロリーが高いのだ。特に脂身の多い肉は、驚くべきカロリーになる。その点、大豆加工食品もけっして低カロリーとはいえないが、肉に比べると半分程度だ。

肉を減らす効果はほかにもいろいろあり、尿酸値が下がるし、加齢臭も減る(まくらがおじさん臭くなくなる)。

●それほど運動はしていない

ダイエットを始めた当時は、わずか4㎞程度だがスロージョギングをするなど運動にも取り組んでいた。これでも300kcalぐらいの消費カロリーにはなる。

ところが、尿酸値が高くなり、痛風性の関節炎になってからは、ほとんど運動できなくなった。

今はせいぜい、打合せなどで外出したときには長い距離を歩くとか、エレベーターをできるだけ使わないとか、その程度だが、体重は減少傾向である。

●ベルトを切る快感

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以上、まったく無理はしていないのだが、体重は減っている。特にウエストが凹んだのは本当にうれしい。ベルトが余ったので、切ったのだがかなりの快感だった。

ダイエットで効果が出ない人を見ていると、難行苦行のようになっているような気がする。難行苦行なのに減らないから、たまにドカ食いしてリバウンドする。これを繰り返すとどんどん痩せなくなる。そういう人のために、何かのヒントになっていれば幸いだ。