大意)己の信じる道にこだわってしまう人は心が満たされないような寂しい時期があるが、勢いにおもねってしまう人は最後には物悲しいことになる。道を極めた人は、世俗を超越した真理が観えるようになり、自分が死んでからのことを考えるようになる。不遇な一時期があろうとも、死んだ後も不評を得るようなことにならないようにすることだ。

有名人に追従して、自分も有名になるという戦略を取る人がいます。僕はそれを否定しません。そういう人が、僕以上の努力をしていることを知っているからです。

ただ、戦略だけで有名になってしまい、実力が伴わないと結局死んでからバカにされることになります(最近は生きているうちからネットでバカにされることもあるようです)。そういうことにならないよう頑張って欲しいと、僕は思います。

また、そのような「戦略家」の中には、森川ももっと頑張れば有名になれるという人もいます。悪気なく、惜しんでくれているのかもしれませんが、余計なお世話です。「セルフイメージが低い」などと言われようが、実力を伴わない名声や収入は、僕には本当に重荷なのですから。

などと言っている僕も、以前は「あいつは実力もないのに評判がいい」などと悪口を言うこともありました。

「寧ろ一時の寂寞を受くるも、万古の凄凉を取ること毌れ」という『菜根譚』の一節を知り、そういう妬心もようやく湧いてこないようになった次第です。