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【ライター養成講座4】営業力――必要とするだけ仕事をもらえるようにする力

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こんにちは。

ITに強いビジネスライターの森川滋之です。

フリーライターも個人事業主、すなわち「一人会社」ですので、全方位的なビジネススキルが必要です。そこで必要な能力を会社組織になぞられて、製造力・営業力・事務力・経営力としました。

今回はその中の営業力について説明します。

営業力とは?

「ライターの営業」と聞くと、どんなことを想像されるでしょうか?
出版社に企画書を持ち込むというイメージでしょうか?

やり方はいくつかあります。

1つは、出版社や広告制作会社のライター募集は常にありますから、ネットで検索して応募することです。

実際に多いのは紹介です。セミナーや異業種交流会に出かけると雑誌に寄稿したことがあるというような人がいるので、その人に紹介してもらいます。

紹介に近いですが、同じくセミナーや異業種交流会で編集者と知り合うという方法もあります。

SNSなどにもライターや編集者のグループがありますので、そちらに参加してチャンスをうかがうという手もあります。

私の場合は、上に挙げた例でいえばSNS以外はすべて経験しています。その結果としてお得意様になってくださった会社からの収入が現在一番多いのですが、それだけでは安定しません。新規開拓が必要です。

新規開拓についてはWebサイトからの問い合わせが一番多くなっています。これは、これまでの実績のおかげで、GoogleおよびYahoo!で「ビジネスライター」または「ITライター」で検索するとどちらもトップに出てくるからです(2016年1月現在)。

Webマーケティングと言っても、私の場合はSEO(検索エンジン最適化)しかやっていませんが、それでもWebマーケティングに詳しいと思う方も多く、新たなマーケティング企画を考える際には必ず呼んでくれて、企画が通過したらコンテンツを発注してくれる会社もあります。

結局は、既存顧客の満足度を高めてリピートをいただけるようにすることと、コストのかからないWebを利用して新規開拓をするという方法の組み合わせが良いと言えます。

必要なレベルと身につけ方

営業力と言っても、レベルは自分が必要とするだけ仕事がもらえればいいというものです。

月に数万円で良ければ、それほど難しいことではありません。ある程度稼げているライターと知り合いになって、広告制作会社等を紹介してもらえれば、そのぐらいはすぐに稼げるようになります。

その際に大切なことは、紹介してもらえるためのツールを作っておくことです。まず専門的な文章が書けるということを示せることが重要です。

そのためには業界紙でも顧客向け冊子でも何でもいいので、文章が載った実績があることが一番です。なければ、想定して作っておくと良いでしょう。

また名刺代わりにホームページを作っておくことも重要かもしれません。ホームページを作成するのであれば、WordPressで作ることをお薦めします。無料のテンプレートも多く用意されていますので、簡単に今どきのスマホにも対応したページを作ることができます。

営業が難しいという人は

私の場合は実績ができたので、Webで問い合わせをいただけるようになったことを否定できません。それ以前にホームページを作るなどにハードルを感じる人も多いかもしれません。

思い返せば、最初の本を出せたのはmixiでの出会いのおかげでした。その際に実は出版企画書をすでに書いていたのが大きかったのですが、これも参加したセミナーからのご縁でした。

営業が苦手でも問題はありません。私自身営業職として失敗して独立した経緯があります。しかしその後は、目的を持って人と会ってきたおかげで、現在では食べられるようになりました。

目的を持って人に会うと言っても、人を利用するということではありません。自分のできることを伝えて、相手の力になるということです。これができれば必ず仕事をもらえるようになるはずです。

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