2019年8月6日(火) 晴れ 76.7 2363
プチ夏休みの2日目。今日は久しぶりにふなばし三番瀬海浜公園まで漕いできた。
夏の空だ!
高谷ジャンクションを下から撮影。工業地帯の中なので殺風景だが、景色がかっこよくなった。
今日も無理せず、ゆっくり走ってきた。
スープカレーをチンした上に茹でたスパゲッティを載せたので、あまりおいしそうに見えないが、本当はおいしいスープカレースパゲッティ。
コタローが洗面台に飛び乗った!
これまで幅跳びは得意だが、高飛びは苦手だと思っていた。しかしそれはどうやら幼かったからのようだ。さらに行動範囲が広がると思うと、先が思いやられる。
夕方から西荻窪で3人の50代男で飲み会。そのうち名前を出すことになると思うが、まだ準備段階なので、以下イニシャルトークにする。
ご一緒したのは、主にリフォーム会社の集客コンサル会社を経営しているK社長と運送関連の仕事を幅広くやっているI社長。どちらも個人事業のなんちゃって社長ではなく、社員を雇用し、幅広い人脈の中で仕事をしている実業家だ。
K社長とはたぶん10年ぶりぐらい、I社長とは昨年7年ぶりぐらいにお会いし、その後1年ぶり。
そんな人たちとしがないフリーランスである僕が何で一緒に飲んでいるかというと、10年前に亡くなった日本を代表するマーケティング指導者だったM先生を介した縁。
I社長は2007年に、僕が参加していたセミナーにゲストで来られたことがあり、それ以来仲良くさせてもらっている。
2008年、僕がそれまでやっていた常駐のITコンサルタントをやめて低迷していたときに、I社長にいろいろ相談させてもらったことがあった。その時に「M先生というすごい人がいる」と教えてくれたのだった。
I社長はM先生にお目にかかったことがあるということなので、僕もぜひ会わせてほしいとお願いしたら、K社長の会社でM先生のセミナーを開催しているからそれに参加させてもらればいいと言う。そこで、I社長経由でK社長にお願いしてもらったのだった。
そのセミナーはM先生の「最後の授業」となった。M先生は既にガンに侵されていたのだが、一度退院されたときにこのセミナーが開催された。だが、その後また病魔に倒れ、翌年亡くなられたのである。
1軒目は、西荻窪といえばここ。戎。
もう既に結構飲んでいたのだが、本格的に飲み食いしたのは2軒目の風神亭。ここはK社長が長年通っていた店だという(店舗は近所に移動していたが)。
正直、ホッピーを飲んだのぐらいしか覚えていない。
久しぶりに会ったので、最初は近況報告が主だったが、そのうち自然とM先生の話になっていった。
思えばM先生は先進的だった。今マーケティングの主流となっているCX(顧客体験)の重要性を20年前に見抜いておられた。CXという言葉が無かった時代なので、それを「マーケティングは愛だ」と表現しておられた。
M先生はデータも非常に重視しておられた。某バイク会社の見込み客データベースは世界一といってもいい充実ぶりなのだが、それを駆使したCXの実践を指導しておられたのがM先生だ。
M先生は、コトラーの足りないところも見抜いておられた(その意味では、コトラーが数年前にようやくM先生に追いついたと言っても過言ではないと思う)。
そのM先生がいまご存命ならどんな理論を打ち立てておられるだろうか。力不足は十分承知の上で、この3人と周囲の人たちの知恵を集めれば、輪郭だけでも描けるかもしれない。
これはライフワークといってもいい「事業」だ。そしてこの事業を軸として、この3人でコラボしていかないかという話になった。
ぐてんぐてんに酔っていたわりにはけっこうまともな結論というか、ワクワクする話になっていたのであった。
まあI社長に言わせれば、「会議室で重要なことは決まらない。重要なことは全部飲み会で決まる」らしい。
そして「飲み会の場で決めたことは、絶対の約束だ」ということだ。
何だか中国人の秘密結社みたいだが、人生において重要な飲み会だったという気がする。
僕自身、仕事は順調なのだが、次のステップが見えずにいた。何となくK社長とI社長から新しい仕事をもらえるかなぐらいの気持ちで参加した飲み会だったのだが、もっと有意義な話になった。
マンネリ人生を打開する突破口が見えた思いだ。