先日購入したHP ENVY 13 x360 パフォーマンスモデル 。一部興味がある人もいるようなので、レビューというほどではないが、軽く使用感など。
 
スペックは、CPU:Ryzen 5、メモリ:16GB、SSD:512GB 、GPU:Radeon Vega 8、ディスプレイ:13.3インチ、OS:Windows 10 Home 64bit。
 
まず見た目だが、HPといえばデザインがもっさいのでずっと買う気になれなかったのだが、それが今ではずいぶんスタイリッシュになった。それに軽い。ビジュアル、重量ともに満足。
 
肝心の性能については、パフォーマンスモデルというだけあってとても速い。SSDになるだけでいろんなソフトウェアの起動がこんなに速くなるとは。書き込みの速さは驚異的で、バックアップから必要なファイルだけ本体にコピーしているのだが、それでも以前は一晩かかっていた。SSDだと数時間で終わる。
 
僕はゲームをやらないので、ゲーム機としてどうかはわからない。Ryzen 5よりもi7のほうが速いというレビューが多いので、たぶんその通りなのだろう。しかしビジネスユースなら何のストレスもない。
 
Ryzenが熱くなるというレビューもあったと聞いているが、僕は基本的にWord、Powerpoint、Excel、Chrome(多いときで10スレッドぐらい)とフォトレタッチソフトを同時に立ち上げる程度であり、これだと何の問題も発生していない。僕は自宅では、写真のテントモードで使用している。これは一番熱がこもらなそうな置き方なので、そのせいもあるかもしれない。
 
ただ放熱のためかファンが回っているような音がする。SSDなのでディスクの回転音ではない。これがけっこう耳障りだ。
 
なおテントモードで気になるのは、スピーカーの左右が物理的に逆になること。でもなぜか違和感がない(漫才で確認)。そもそもモノラルなのかもしれない。いずれにしろ自宅ではイヤホンジャックからアンプにつなぐので問題はないのだが。
 
スピーカーの話が出たので音質について書くと、いわゆるオーディオマニアには不満も不足もあるだろうけど、僕なんかからだとずいぶん音がいいなと感じる。ただし本体のスピーカーがどうこうという話ではなく、前述したようにアンプ(ONKYO A-905F2)につないで、いちおうちゃんとしたスピーカーで聴いたときの話。
 
性能改善ソフトにメモリをブーストする機能があり、それを使うとビジュアルに空きメモリがわかる。見てわかったことは、前述した僕の利用形態でも、メモリが4GBだと使い物にならないということだ。最低8GBは欲しい。だが僕の利用形態なら8GBで十分で、16GBはちょっとオーバースペックだったかもしれない。まあ、Chromeを複数ウィンドウ起動するなど(これはかなりのストレス。以前のPCはハングアップに近い状態になった)、メモリーを消費(浪費)する使い方をもっと試してみようと思う。
 
通信に関しても、結局ソフトウェア的に処理している訳だから、PCが速いほうがネットも速くなる。我が家では、あまりにもストリーミング(具体的にはAmazon Prime Video)がブツブツ切れるので、昨年の大晦日にNEC Aterm WG2600HPというとても高速な無線LANルーターを導入した。それでも、ダウンロード80Mbps超えは初めてだ(図版)。以前のPCだと70Mbpsを超えるかどうかだったので、かなり速くなっている。 Youtubeもストレスなし(ただし、これは通信よりもPC速いからだと思われる)。
 
ということで、IT系フリーライターには十分過ぎるスペックで、コスパ的(外付けBDと合わせても11万5千円ぐらい)にも大満足だ。
 
ただしバッテリーは噂通り持たない。デフォルトではバッテリーでもフルパワーなので、せいぜい3時間持つかどうか。電源のないところではパワーセーブする必要があるが、カタログスペックの11時間はあり得ないと思う。電源のないところで本格的に使うのには向かない。
 
※Facebookの友人向けに投稿した記事を転載しました。