2009年4月2日、きこ書房の担当編集者よりメールで、重版決定のお知らせをいただきました。
みなさまのおかげです。心より感謝いたします。
誤解を招かないよう、最初に申し上げておきます。
アマゾン・キャンペーンをやられている著者や出版社を否定するつもりは全くありません。その裏での努力を私はよく知り得る立場です。特にビジネス書の販売実績をビジネスの発展に寄与させようという考え方は、経営者としてまっとうなものだと思っておりますし、その努力のすばらしさにいつも感嘆しております。
しかしながら、私は編集者と相談のうえ、あえてアマゾンキャンペーンはやりませんでした。
『奇跡の営業所』は、ビジネス書に分類されるものではありますが、その内容や構成が従来のビジネス書にはなく、どうもアマゾンキャンペーンになじまないと思ったからです。
できれば、書店にたまたま立ち寄った方に買っていただきたい。そして、口コミで広げていきたい。
編集者はこのような想いで、デザインにこだわってくれました。私は、その想いに応えて、何度も何度もゲラをチェックし、表現を直しました。
多くの方に献本しました。そのうちの何割かの方がブログやメルマガで書いてくださいました。一人もこちらから無理強いした方はいません。ご厚情で書いてくださった方ばかりです。心より感謝しております。
また、私の存じ上げない方や、媒体をお持ちと知らず献本差し上げなかった方も、献本した方を上回る人数で、ブログやメルマガでご紹介くださいました。ありがたき幸せと存じます。
アマゾンやmixiなどに書評を書いてくださった方もいます。みな好意的な書評です。こちらはまったくお願いしていないのです。信じられない感激です。
たくさんの感想もいただきました。本当にありがとうございます。
セミナー会場で買ってくださった方もいらっしゃいます。また、主催されているセミナーでの販売と挨拶を快く許してくださった方もいます。一緒に宣伝してくださった講師もおられます。書きながら涙がこぼれそうです。
部下や友人に読ませたいからと何冊も買ってくださった方もいます。感謝を通り越して、感動しております。
書店でも、無名の著者の本に対して、ありえないような売り方をしてくださっています。御礼のしようもありません。
なんだか、数10万部も売れた著者が書くようなご挨拶になってしまいましたが、私としてははじめての増刷になりますので、嬉しくてたまりません。はしゃぎすぎの部分がありましたら、どうかご容赦ください。
今後、もしかしたら大ベストセラーが出せるかもしれませんが、そんなときにも今の気持ちを忘れないよう、ここに記しておきます。
2009年4月2日