KDPから『先進事例から学ぶ DX人材の育成』を発売しました
「DXは待ったなし、でも何から始めれば…」 その悩み、この一冊が解決します!
DXやAI活用への取り組みは必須と言われながらも、「なかなか進展しない」「人材育成の糸口が見えない」と悩む企業は少なくありません。
本書は、日立ITユーザ会の会報誌に連載された人気連載をまとめなおしたもので、先進的な企業のDX人材育成の取り組みを具体的事例とともに解説します。
● DX推進の「最大のポイント」は技術力ではない
著者自身が4年あまりの取材経験から導き出した、日本のDXの現状と成功の鍵とは?
デジタル化は浸透したものの、DXやAI活用はこれからでもまだ間に合う状況。
ただし、先進企業では企業文化が良い方向に変化しており、後進グループとの差が開く可能性も。
成功のポイントは「技術力」ではなく「企業文化」である。データ/AIの民主化が進む中で、この傾向はますます強まっています。
●成功事例から学ぶ、DX人材育成の具体策
小売業、製薬会社、情報サービス会社、金融機関、化粧品会社など、多様な業界の事例を徹底分析。あなたの会社の状況に合わせたヒントが必ず見つかります。
●文系・理系の区別は、もはや無意味に
経済産業省の「デジタルスキル標準」に基づき、DX人材の定義を解説。そして、最前線では「課題定義力」「実践力」が重視され、文系・理系の区別がほぼ無意味になっているという現代の潮流を提示します。データサイエンティストにも「哲学的思考力」が求められる時代です。
「今から取り組む企業」にも「なかなか進展しない企業」にも、大いに参考になる内容です。本書を、貴社のDX人材育成とDX推進の確かな一歩とするためにご活用ください。
●目次
はじめに
第1章 DX人材とは~経産省デジタルスキル標準から考える
生成AIの登場で内製化が加速する
DX推進がうまくなされている企業・組織の特徴
文系・理系の区別に意味がなくなっている
第2章 全社員が分析人材になることを目指すには
「最適化された自前主義」が強み
全社的なデータ分析には、まだ取りかかったばかり
良い分析ができても伝えられなければ意味がない
顧客理解による成果達成を目標にプロジェクトを実施
コミュニケーションの架け橋へと成長
なぜ成果が出たのか?
第3章 データ利活用に消極的な人材をどう育成するか
患者のQOL向上を最優先に考える製薬会社
小さな成功体験を積むことの難しさを痛感していた
まずエバンジェリストを育てた
消極的な人材をどうやってリードするか?
第4章 内製志向の会社がDX人材を育成するベストな方法とは?
「私たちがユーザーに一番近いから」
工数精算型の内製化支援を依頼した
難しいMLOpsも短期間で実現
有意義な事業開発は成果が出やすい
第5章 プロジェクトは短期決戦、方針のすり合わせに時間をかける
金融業界におけるDXリーダーとしていち早くLLMを活用したかった
スモールスタートで見える成果を早く出すことにこだわる
ほかにどんな方式があるか
第6章 根底に楽しさがあれば難しいことにも取り組める
勘と経験と感性に頼った商品開発に限界を感じていた
担当者のほとんどが「文系人材」なのに急速に成長
ソーシャルデータ解析ツールとしての模範的な成果を達成
「楽しさの好循環」を作るのがポイント
おわりに
●著者プロフィール
森川ミユキ。1963年生まれ。京都大学文学部卒業後、大手システムインテグレーターでITエンジニアとして活躍。ITコンサルタントを経て、2014年からはプロライターとしてIT関連雑誌やWebメディアに多数寄稿。日本ディープラーニング協会G検定合格。



