2020/2/25(火) 曇り 78.1 1840

先週からの風邪の症状はほとんど治ったのだが、咳き込みだけがとまらない。

夕方からIT導入事例関連の打ち合わせの予定だったのだが、代理店の担当者(社長)に正直に状況を伝えた。マスクをしているとはいえ同席している者が頻繁に咳き込んでいたら参加者が打ち合わせに集中できないだろうし、最悪の場合、代理店の担当者氏が「病人を連れてきて」と責められるかもしれない。専門家会議の「瀬戸際」宣言も出たところである。

担当者氏は、それなら一人で行ってきますということだったので(正直言うと、無理にでもオンライン会議にしてもらればいいのにと思ったのだけど)、お願いすることにした。

ただどうしても近くの郵便局に至急行かないといけない用事があったので、マスクをして出かけた。

途中、胡録神社でコタローによく似たネコがいた。

さすがにノラは目つきが鋭いと思ったのだが、家にはもっと目つきの悪いやつがいた。

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郵便局への用事以外は、家で安静にしていた。

食事は、昨日のうちに用意して今朝予約タイマーで炊いたアサリ飯と、大根だけ昨日下茹でしておいて後は今日作った豚汁。

読書をしながら最近の動向について考えてみた。

2018年頃から世の中の潮目が変わってきた感覚がある。2015年ぐらいには何に使っていいかよく分からなかったAIへの理解が進み、DX(デジタルトランスフォーメーション)やデータドリブン経営・マーケティングに取り組む企業が増えてきた。

いまだにAIに仕事を取られるのではと思っている人もいるようだが、普通に情報収集をしている人たちの間では、テクノロジーと人間の棲み分けのイメージがかなり湧いてきている。

一方この数年は、日本がなぜダメになったかという分析や少子高齢化など日本の諸問題を取り上げて未来の不安を煽る意見が主流だった。ところが昨年ぐらいから、どうすれば日本を再生できるかいう明るく前向きな意見が目立つようになってきて、徐々に勢力を強めている。

そして、昨年の終わりぐらいからいろいろなところで具体的な行動のうねりが始まってきた感覚がある。

何だか日本の逆襲(という言い方はややネガティブか?)が始まったという、ワクワクする状況になってきているのだ。

ところが自分にはそんな中何か出番があるのかと自問すると、何も見つからないのである。そういう行動の中心になっている人たちはパッションとバイタリティーにあふれているのだが、僕に最も欠けているのがパッションとバイタリティーなのである。

いや別に中心でなくその他大勢でも参加して、何でもいいから貢献できるのであれば全く構わないのである。しかし何の貢献ができるのかさっぱり分からない。

絶望的な気分になったが、それは承認欲求のせいだとだんだん分かってきた。邪魔しないという貢献だってある。あるいは自分のバカさ加減を晒すだけでも、役に立つかもしれない。

自分以外の者になろうとすると苦しくなるだけだ。そういう当たり前のことを思い出して、楽になった。

自分にやれることをやっていたら、必要なら声をかけてくれる人もいるだろう。そもそも自己PRが苦手(やれば単なる自慢になってしまいがち)だから、職人的な仕事をやっていたのではないか。