2019年4月29日(祝) 曇りときどき雨 79.9 2770

夫婦で平成最後の旅行。行き先は大島で2泊3日。なので令和最初の旅行でもある。実は別に狙っていたわけではなく、ここで改元があることを失念していたのだった。思わぬラッキーだ。

朝早くから竹芝桟橋へ。マストを見て「海賊王に俺はなる」と心の中で思わずつぶやく。はしゃぎすぎだ。はずかしい。

8時発の東海汽船のジェット船に乗る。

9時45分には大島元町港。速い!

ちなみに伊豆大島は、千葉県の館山と伊豆の下田だいたい真ん中あたりに位置するのだと、今回地図をずっと見ていたものだから気がついた。もっと南だと思っていた。

特に計画もなくやってきた今回の旅。どうやら明日は強い雨になりそうだから今日のうちにと、三原山に登ることに決定。

竹芝桟橋でもらった東海汽船の「伊豆諸島ロケーションガイド」というパンフレットを見て、山腹噴火口の横を通ることにして、湯場三叉路というバス停で降りた。運転手さんが「本当に降りるの?」と聞いてきたのだが、気にせず降りた。

ところが山腹噴火口に行く道はどうも閉鎖されているらしい。行けば行けたかも知れないが冒険を避けて、大島温泉ホテルまで歩き、そこから通常ルートで山頂を目指すことにした。

途中、すごい溶岩。1986年の噴火のときのものだそうだ。

3kmちょっと歩いて、お鉢巡りのコースに。この噴火口も1986年の噴火のときにいったん溶岩で塞がったらしいのだが、その後の噴火でまたお鉢になったという。とても信じられない。

海が見える。晴れだったらさぞすばらしい景色だっただろうが、贅沢は言わない。

結局11kmぐらい歩いた。ジョギングシューズだったので(トレッキングシューズの人はほとんど見かけなかったが)、足首が痛くなった。

 

歌の茶屋で昼食。結局2時前ぐらいになった。

天丼がおいしい。緑の天ぷらはあしたば。蕎麦付き\(^O^)/

元町港までバスで降り、大島公園行きのバスで宿泊先のくるみの湯へ。

温泉と景色は良し。あとはほどほど。

心ならずも素泊まりプランだったので、元町港の近くまで、今度は歩いて夕食。

大島に行こうと思った人のために一応書いておくと、宿で晩ご飯を食べない場合は、予約しておくのが無難。僕らは予約しておいたのだが、予約無しで断られる人をいろんな店で見かけた。

港まで下り切る直前にある「肴や」というお店に予約した18時より少し前に入る。快く通してくれた。

刺盛はもちろんおいしい。

特筆しておきたいのは、「べっこう」という青唐辛子を醤油に漬け込んだ調味料(漬け込んだ青唐辛子も食べられる)。これが大島名物で、有名なのはべっこう寿司だが(写真は金目鯛だが、魚は季節や店で違う)、べっこうと名のつくものは試す価値あり。僕らはべっこういわしの天ぷらを頼んだ。

焼き魚は「さび」という魚で、かますの大きなものだと言う。笹ガレイのような上品な白身で、むちゃくちゃおいしい。

素泊まりなので、朝食を買う。大島にはコンビニがないので、スーパーの場所と営業時間を押さえておく必要あり。僕らは宿に帰る途中にある「さむかわ食賓館」を利用した。ここは21時まで営業。

つまみも買って、宿でもう少し飲んだ。

「岩下の新生姜」はどの酒にも合う、万能のつまみだと知る。