2020/9/30(水) 晴れ 79.7 1724
水曜日は自転車を漕ぎに行くのだが、2本のミーティングが入り、漕ぎに行くちょうどいい時間帯が見つけられなかった。
1本目は9時からの5Gビジネスに関する取材。とある携帯会社がローカル5Gの事業を展開するために、現在顧客企業と一緒に実証実験している。その目的や今後の構想を取材。
元々4月に行う予定の取材だった。その後、こちらが忙しくなってしまい、僕は取材だけして、原稿は別のライターさんが書いてくれることになった。それを監修してほしいということなのだが、原稿料は変わらない。迷惑料ぐらいのつもりなのかもしれない。
昨日に引き続きタコ焼飯。残り少なかったのでナスでかさ増し。
14時からは、新しい顧客との顔合わせミーティング。新しいといっても、代理店経由で2008年と2016年にお仕事させていただいたことがある。
部門は違うが、今回は直接マーケ部門からのお引き合い。直接取引もたぶん可能だろうと言うこと。しかも企画段階からの参画でコンサル的な関わり方も求められている。
個人事業主のフリーランスライターが代理店経由でなく直請というのは、この数年になって出てきた傾向だが、コロナ禍で加速しそうな雰囲気。他の業界は分からないがIT業界では大いにありそう。
というのはコロナ禍でDXが加速していて、AI(RPAやチャットボットなども含む)、クラウド(ITインフラ)、通信(5G)の1個以上がわかって書けるライターが欲しいのだけど、フリーではほとんどいない。
そういう能力のある人は、文章力は別としてだいたいIT企業かシステムコンサル会社にいるもので、それ以外だとIT関連の雑誌を出している出版社にしかぐらいにしかいない。
それぞれスピンアウトしてフリーライターになっている人もいるが、はっきりいって、僕も含めて変わり者である。
なぜならIT企業や出版社にいるほうが年収が高く、生活も安定しているからだ。
みんなと一緒の時間に働くのがいや、残業に付き合わされるのがいや、部下の面倒をみるのがいやで、しかも文章も書ける人で、まあこれだけわがままを言うのだから年収は下がってもいいという人がIT関連のフリーライターなどをやっているわけ(自分のことを書いているだけだがw)。
だから需要に供給が追いついておらず、僕のようにSEOがうまくいっていると、月のページビューが1,000件行かなくても仕事には困らないのである。
協調性はないが納期や品質は守り、収入はそんなに多くなくてもいいが自由な時間が欲しいというITエンジニアは、フリーライターになることをお勧めしたい。
カゴからはみ出ても熟睡するコタロー。
ミーティングのあとは、次世代テクノロジー本の執筆。
ITライターも何年かやっていると業界内では知る人ぞ知る(一般の世界では誰も知らないが)存在になっているみたいで、だんだんビジネスがらみで先端的な内容なら森川に持っていけみたいなことになっているようだ。
書籍制作支援に関しても、RPAはともかく、データサイエンスだとかシリコンバレーの最新情報だとかそんな話が舞い込んでくるようになる。
これもフリーライターで書ける人があまりいないからだが、そのおかげで最先端で仕事をしている人たちから直接いろんな情報や知見をいただけるようになり、ますますITライターとして貴重な存在になっていく。
これも2014年ぐらいから次はAIだ、AIの仕事がしたいと(文系出身のくせに)言い続け、選び続けてきたおかげだ。好循環になることが条件だが、続けることでどんどん尖っていくことができる。
それでもAIの仕事が来るようになるまで1年半ぐらいかかった。それまでは自分なりに多くの本を読み、来たるべき日に備えていたのである。
とはいえ努力してきたという感じでもない。続けてきただけのこと。
ほうれん草などのソテーとカラスガレイ。