2014年9月20日(土) 曇り時々雨 79.9 2390

午前中は、午後のセミナーの準備。

昼食は、スパゲティ・ナポリタン。休日の昼食にはいい。

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午後は、自主開催で講師を務めた「中小企業のための「物語」で売る法」セミナー。

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写真は休憩中に自撮りしたもの。

初めてのセミナーで、若干説明不足の個所がいくつかあったのだが、参加者が真剣かつレベルが高く、的確な質問をしてくださったので、全員に理解してもらえた。

今回は怪我の功名だったが、下手に説明しすぎないほうが深い理解につながるということかもしれない。

その中で特に秀逸だった質問は、「「物語」で売るというのに、結局は「モノ」についての書き方を説明されたように思う。「コト」についての書き方はどうなのか?」というものだった。

これは完全な僕の落ち度であり、大前提を説明し忘れていたことに気付かされた。その大前提とは、「コト」について書くのが「物語」ではないということだ。

「物語で売る」と聞くと、「モノではなくコトで売れ」と同義だと思う人が多い。それはそのように説明する人が多いからだ。

ただ、そのような説明を聞いてもコトについて書けるようになるわけではない。もっといえばモノについてさえきちっと書けない。

実は、モノだとかコトだとかいうのは、言葉のアヤで、広告文を書くという実務上はどうでもいいことなのである。

それよりも大事なのが、文章の構造であり、一定の構造を持ったものを「物語」と僕は定義している。その構造にそって書けるようになる方法を僕はセミナーで説明したのである。

構造さえしっかりしていれば、モノについて書こうがコトについて書こうが一定の反応は得られる。ただ、目的やボリュームによってモノとコトの比重が変わってくる(そういう意味ではモノだけとかコトだけとかいう文章はなく、割合の問題なのである)。

このような説明を差し上げたところ納得していただけたのだが、今まで僕はこの部分をきちっと言ってこなかったということに同時に気づくことができた。質問者に大いに感謝している。

今日は久しぶりに東陽町でのセミナー。となれば、終わってからは黒潮だ。

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人数が少ないので単品をいくつかもらった。大満足。