前回は、質問は準備していきましょう、準備した質問は先に送っておきましょうという話をしました。
しかし、インタビューに苦手意識を持つ人は多く、それだけではインタビューは難しいという人もいるように思います。
相手に対するリスペクトがなければインタビューは難しい
多数のインタビューを経験してわかったことは、相手に対するリスペクトがなければインタビューは難しいということです。
取材相手が好きであればもっともいいのですが、そうでないケースも多いと思います。そこで、リスペクトなのです。万が一人間として好きになれないとしても、相手の仕事や実績などの良いところを見つけ出して、リスペクトすることは可能ではないでしょうか。
以前、「顧客満足度調査」を嫌がる営業パーソンがいると書きましたが、多くの場合、お客様に対して何らかの不満を持っている人が多かったように思います。そうではなく、お客様をリスペクトしている人は逆に楽しみにしているようでした。
アイスブレーク探しもリスペクトの一環
取材を成功させるにはアイスブレークが大事だということも書きました。最強のアイスブレークは、「相手が先生で自分が生徒になれることを聞く」ことでした。
このような話題を探すことも、相手をリスペクトするための一環だと言えます。
本来、自社の商品を選んでくれた時点で、リスペクトの対象であるはずです。
事前調査をしましょう。そして、事前調査のゴールは、相手をリスペクトできるような事実を探し出すというところにおきましょう。