(大意)役人として出世の頂点にあるときには、山林に引きこもっている隠者の趣きがなければいけない。悠々自適に隠遁しているときは、天下国家を治める為政者のような気持ちを抱くとが必要だ |
役人の心がけを説いたものですが、会社員でも事業家でも何でも当てはまることのように思います。
もっと広く考えると、今の状態と全く反対の状態を想像してバランスを取れということなのだと思います。
これがなかなかできない。悪い状況のときは不安や不満ばかりになるし、良い状況のときは有頂天になる。
だからといって、良い状況のときに「こんなのいつまでも続かないよ」と悲観的になるのも、悪い状況ときに「まあ、じっとしていればそのうち良くなる」と行動しないのもまた良くない。
結局、平常心が一番ということなのでしょうが、本当に難しい。
でも、心がけるしかありません。
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