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■■■ 報酬をもらえるライターになりたい人のために
■■ ビジネスライター養成講座
■ 2017年02月13日 第79号 ※不定期刊
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こんにちは!
ITに強いビジネスライター森川滋之です。
ライターあるいは作家という仕事での、立ち位置はいろいろあると思います。
今回は私が考える「愛されるライター」の立ち位置を考えてみました。
全てのビジネスパーソンに共通する話ではないかと思ってもいます。
■タテ関係でなくヨコ関係を目指す
多くの人から愛されたい――このように考えている人は星の数ほどいるように思います。
私もそうです。
長い間、どうしたらそうなれるかを考えてきました。
答えは他にもあるかもしれませんが、私のたどり着いた答えは「先に多くの人を愛すること」でした。
しかし、これがなかなか難しいのです。
知り合いならともかく、知らない人がSNS等で「何だか違うぞ」と思うような投稿やコメントをしていると、「この人のことは、あまり愛したくないなあ」という気持ちになります。
たまに憎悪が湧くことさえあります。
小さな人間と思われたかもしれません。そう思う方は、本当に素晴らしい。尊敬します(皮肉は一切ありません)。
もちろん、あまりにも考え方が違う人や、反社会的な考えの人まで愛する必要はないと考えています。
しかし、普通にがんばって自分の人生を生きている方を愛せないのは、問題だと私は考えます。
一体、何が邪魔をして、僕は人を素直に愛せなかったのでしょうか?
●「共同体感覚」が理解できていなかった
「愛せなかった」と過去形になっていますが、以下書くことは、つい一昨日に気づいたことです。なので、気持ちとしては完了形、つまり今からは違う自分に生まれ変わろうという決意だと
思ってください。
気づくきっかけは、既に一度読んでいた『嫌われる勇気』と『幸せになる勇気』(どちらも岸見一郎・古賀史健著、ダイヤモンド社)を立て続けに通読したことでした。
僕はこのところ、一方で日々の生活に幸せを感じながら、もう一方では将来への漠然とした不安で鬱々し、過去に読んで勇気を与えられた本を読み返していました。
この2冊もその一環で読んだのですが、以前読んだときはキーワードしか読んでいなかったのだなあと感じました。
その中でも、まったく理解ができていなかったのが「共同体感覚」という概念でした。
これ自体、著者も理解が難しいと認めています。何しろ最終的には全宇宙を共同体と感じろという、まるでスピリチュアルな本に書かれているような話なのです。
この2冊は、アルフレッド・アドラーが提唱した「個人心理学」を解説した書籍です。アドラーが「共同体感覚」について発表したあと、多くの人がアドラーのもとを去って行ったのだそうです。
それほど誤解されやすい、難解な概念なので、僕も理解しきれたとは言えないのですが、それでも以前よりは実践できそうだと思えるところまでは理解できました。
●人間関係をタテに捉えていた
共同体感覚自体について述べることは今回は避けましょう。誤解なしに、短くまとめる自信がありません。特に重要と思ったことを書くにとどめることにします。
共同体感覚を獲得するためには、人間関係をタテに捉えるのではなく、ヨコに捉えられるようになることが必要になります。
人間関係をヨコに捉えるというのは何となくイメージが湧くのではないでしょうか? そう、対等な関係を結ぶということです。
しかし、上司や顧客と対等な関係などありえない、と思う人もいるでしょう。
もちろん、礼を尽くすということは重要です。しかしながら、媚びたり、へつらったりせず、主張すべき際には主張するという関係は結べるはずです。
問題はタテのほうです。これを多くの人が誤解しているのではないでしょうか?
たとえば、誰かに認められたい。いわゆる承認欲求ですが、これは承認する側が上、承認される側が下というタテの関係に他なりません。
あるいは、顧客を囲い込みたい。これは、顧客の購入意思を支配したいという、顧客を下に見たタテの関係です。
夫婦・恋人であれば、自分の言うことを100%理解してほしいとか、こちらのほうが稼いでいるのだから言うことを聞け、などというのは相手を下に見たタテの関係です。
我々ライター・作家にとっては、読者を啓蒙したいなどというのは、読者を下に見たタテの関係です。読者が自分の書いたことを誤解して腹が立つというのも同様です。
僕自身は、何だかんだ言っても、こういうタテの関係に無意識のうちに囚われていました。なので、他人を素直に愛せなかったのです。
●ヨコの関係を結ぶには・・・
では、どうすればヨコの関係が結べるのでしょうか?
アドラー(あるいは岸見さん)は、「まず相手を尊敬し、100%信頼せよ」と言います。
これが出発点です。
これができたとき、人とヨコの関係を結べたことになります。
100%信頼するというのは、裏切られても構わないという意味です。
ですので、これはやはり難しい。
しかし、尊敬し信頼する気持ちを持つことはできます。まずそこから始めるしかありません。
これは多分、一生続く課題なのでしょう。
ですが、これを自分の課題と捉え、克服しようという気持ちが、最終的には人を愛することにつながり、その結果として人に愛されるようになるのではないでしょうか。
そういう気持ちが完全には持てていないとしても、持とうとして努力しているのであれば、必ず人の心を打つと思うのです。
ただ、見返りを求めてはいけません。それはすぐにバレるから。
しかし現時点ではやはり見返りを求めている自分がいると思います。
それをどうやってなくしていくか。まずはこれから克服していく必要があるでしょう。
以上の考えは、実践するのもなかなか難しいですし、この短い文章で理解してもらえたとも思いません。
ただ、自分の生き方を変えるヒントになるのでは?と思う方は、ぜひ冒頭の2冊を読んでみてください。
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◆奇跡の営業所
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2009年に発売し好評をいただいた『奇跡の営業所』に大幅な加筆・修正を施した「完全版」が2月22日に発売されます。
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◆お役立ち情報
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●2年ぶり15回目の開催です!
『奇跡の営業所』の発売を記念して、2年ぶりに「キカクウル勉強会」の開催を企画しました。
吉見範一・庄司充・渡瀬謙という気鋭の営業コンサルタントが営業の相談に乗ってくれるという他では考えられない豪華な勉強会です(森川はファシリテーターを務めます)。
今回はこのメンバーに文書化のプロで、吉見・庄司両氏のアドバイザーでもある開米瑞浩氏を加えて、さらに分析の幅と深さを加える予定です。
さらに上記4氏によるミニセミナーもあって、参加費は2000円!
4月1日13時30分から、場所は東陽町です。お見逃しなく!
詳しくはこちらに
→ https://www.facebook.com/events/1822942161314211/
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内向型専門コンサルタントの渡瀬謙さんの新刊です。
まずはご本人からの紹介を・・・
極度の内気・口下手・あがり症・・・・
そんな内向型の性格で悩んでいる人のための本です。
著者である私も超内向型の自分に、長年悩んできましたが、
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仕事も人間関係もストレスがなくなり、
精神的な自由も手に入れることができました。
しかも意外なくらいシンプルな方法で!
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かつての私と同じような悩みを抱えている人に、
ぜひ読んでほしいと思っています。
しかし、私・森川は内向型だけでなく「生きづらさ」を感じてい
る全ての人にお薦めしたく、書評を書きました。
→ http://bit.ly/2ke25Iq
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◆編集後記
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『奇跡の営業所(2017)』著者公式サイトでは、随時記事を更新しています。
http://s-morikawa.jp/miracle2/
同書のPRになりつつ、読者の役に立つ発信を心がけています。
ぜひ定期的に覗きにきてください。
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■ビジネスライター養成講座
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発行:森川滋之 https://s-morikawa.jp/sm/
創刊2016年1月25日
▼ビジネスライター森川滋之へのお仕事の依頼はこちらから
http://bit.ly/1OIcO7i
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