2019年11月23日(祝) 雨 77.6 1742

勤労感謝の日である。戦前は新嘗祭の日なので祝日だった。たまたま祝日として制定した明治6年が、太陽暦で11月23日だっただけなのだが、その後しようもない理由で、新嘗祭は11月23日固定になったのである。

戦後、GHQが新嘗祭では問題があるからと、「勤労感謝の日」に改称させた。僕の考えでは、その時点で新嘗祭は古式に則り、旧暦の11月の二の卯日に戻せばよかったのだ。

そうしておけば誰にはばかることなく、ハッピーマンデーにできたのに、11月23日に新嘗祭をやるという理由だけでそうできないのである(たぶん)。

ということで「勤労感謝」の日だというのに、土曜の祝日などという勤労者にとってはサイアクの日に祝日を迎えているのだ。

とはいえ、自由業の僕にはほとんど関係ないし、主夫でもあるので、世の主婦のみなさまと同感で、祝日が少ないほうが正直助かる。

祝日が関係ないのは、こいつも同じだ。定期的にごはんが供給されていれば、彼には何も文句はない。

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コタローはとにかく食べる。太れば生活習慣病になりやすいのはネコも同じだ。なので成長期とはいえ、適量を超えないようにしているのだが、それではどうも不満らしく、日に何度も暴動寸前になる。

だがコタローにも美点があって、それは人間が食べているものをねだらないことである。コジローもコユキもコナツも夫婦で食卓を囲んでいたら、そこに必ず首をつっこんできた(コマサは僕になつかないので来ない)。

今日の夫婦昼飲み録画ドラマ鑑賞会は、妻の北海道出張土産のいくら醤油漬けと松前漬けを中心に、海鮮サラダ、刺身(サラダの材料として買ってきたが余った)、大根とがんも・厚揚げの煮物だった。

コユキとコナツだったら、刺身をよこせと大騒ぎだっただろう。コタローは平然と寝ている。こればっかりはコタローの美点と認めざるを得ない。やつはカリカリさえあれば満足なのだ。

炊きたてご飯を松前漬けといくら醤油漬けで食べる。幸せの極みだ。

北海道へ行くと、ついついイクラやウニがこぼれんばかりの丼を食べてしまう。だがこのぐらいの量が一番おいしかったりする。