全部読み『菜根譚』
前7 じょう肥辛甘は
2014-08-18 全部読み『菜根譚』
※「じょう」は「酉」へんに「農」。「濃い味」の意味。 (大意)本当の味は、濃厚な味ではなく、淡白な味である。道を極めた人は、卓越した人ではなく、平凡な人である。 50歳を過ぎても濃厚な味付けのものが嫌いではないのですが、 …
前5 耳中、常に耳に逆らうの言を聞き
2014-08-16 全部読み『菜根譚』
(大意)耳では素直に聞けない批判や忠告を聞き、心にはいつも思い通りにならないこtがあるなら、それは成長のための砥石となる。もし、耳当たりのよい言葉と快事ばかりなら、それは自分を猛毒の中に投げ入れるようなものだ。 「批判や …
前2 世を渡ること浅くば
2014-08-14 全部読み『菜根譚』
(大意)人生経験が浅ければ世の中に染まることもまた浅く、人生経験が深ければ悪ずれもまた深い。よって君子は世渡り上手になるよりも、純朴魯鈍のほうがいい。人に好かれようと気を遣うよりは、「あいつは頭がおかしい」と言われるぐら …
前1 道徳に棲守する者は
2014-08-14 全部読み『菜根譚』
(大意)己の信じる道にこだわってしまう人は心が満たされないような寂しい時期があるが、勢いにおもねってしまう人は最後には物悲しいことになる。道を極めた人は、世俗を超越した真理が観えるようになり、自分が死んでからのことを考え …